2015年9月15日火曜日

旧「コミュニケーション実験室」でやってきたこと その4

現在「コミュニケーション実験室」として活動している小篠は広告会社出身。
担当は人事だったのですが、人事の勉強会に「コミュニケーション実験室」という名をつけており、その名前を頂戴して現在のサイトを運営しております。
ここでは「現在」と区別するために「旧コミュニケーション実験室」とタイトルをつけました。
ブログに書いたのはすでに3年ほど前のことです。

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コミュニケーション実験室ではスキルの解説も行っています。
たとえば、「聞く」の章では5つのテーマがあります。

・聞くことの重要性
・聞く態度の基本
・コミュニケーションの主体は聞き手
・メラビアンの法則
・聞く能力と話す能力

最初の「聞くことの重要性」では、大きくふたつの話をしました。


ひとつめは、私の体験談。

私のクライアントであるプロのコーチは 「話すコミュニケーション」から「聞くコミュニケーション」に変えたことで次々に顧客を獲得していったという話。

私のクライアントが、その話を知り合いに話したところ、知り合いの方も実践しお仕事をいただいた、という話。

一連の話を聞いた私の友人のコンサルタントが自分が講師を務める研修の担当者にこの話をしたところ「明日の研修はその話をやってくれませんか」と言われたという話。

この、事実を並べただけの話から学べることは、
「人は、自分の話を聞いてくれる人の話は聞くことができる」
     ↓
「人は、話を聞かない人の話は聞きたくないし、その人に命令されても行動を起こしたくない」ということ。


ふたつめは、カウンセラー養成講座でまず学ぶことで「傾聴の基本態度 3つ」です。

①自己一致 経験と自己概念の一致

②無条件の肯定的配慮=受容
肯定的なことであれ、否定的なことであれ、すべてありのままに受け入れる
クライアントを一個人として大切にし尊重していることの表れ

③共感的な理解=共感
相手の立場になって感じる 考える ただし客観的に

人は聞かれることによって、「受け入れられている」「尊重されている」「同じ立場になってくれている」と感じる。そこに、安心感が生まれ、信頼感が芽生える。

私個人の考え方を押し付けるような講義はしません。
・事実をたんたんと話すこと
・書籍に書かれていること、コーチングトレーニングやカウンセラー養成講座で学んだことを紹介すること
に徹しています。

場に出された課題をディスカッションするだけで、参加者はそれぞれに学んでいるようです。そろそろ3か月なので、「このまま進んでいいですか」と問うてみる必要がありますが。


教えることと学ぶことの違いって、何だと思いますか。

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