2015年9月11日金曜日

就活コーチング_その1

「希望する会社に就職すること」をテーマに、学生をコーチしています。

Aさんは、とんとん拍子にすすみ、コーチングはわずか5回。大手通信会社に入りました。

Bさんは、苦戦を重ねたのですが、4ヵ月後に世界的にも有数の企業に入社。現在、単身赴任中。
Cさんは、将来の目標は医療コンサル。でもまずは、ビジネスを知ることと言って今はカリフォルニア。
Dさんは、情報産業の人事に配属されて5年。ベテランの人事の顔になってきた。
そして、Eさん。

大学の後輩で、就職課の先生に依頼されて話をしに行った時からコーチをすることになった。
7年前のこと。コーチをしたのは11回。私が勤務していた広告会社を受験するというので、コーチを終了。お会いしたのは、初回のただ1回だけだった。
そしてEさんから、今年の4月7日にメールを受け取ることになる。
「映画プロデューサーとして映画を製作したので、小篠にメールをした」と言う。
すぐに再開を果たす。2回目だというのに、7年ぶりだというのに、時間は飛んで行った。
Eさんは、就職活動が上手くいかず、大学を卒業すると同時に芸術大学の院に進み、映像を専攻。
院を卒業すると同時に大学に残り、映画作りを学び、プロデューサーとしてデビュー。
「一本になるまでは連絡したくなかった」とEさん。
コーチをしていた7年前のログを振り返ると、映画・映像の話ばかり。CFを作りたくて広告会社をめざしたが、うまくいかずに大学院に進んで、最後には自分のやりたいことをやっている。
コーチとしてこんなに嬉しいことはない。コーチ冥利に尽きるというものだ。

就社ではなく、就職を。と学生にはいつも言う。 

会社で選ぶのではなく、何をしたいのかで会社を選ぶ。
好きなことを仕事にすることを考えて、と言い続けてきた。

就活は、就職したい会社から内定をもらうことがゴールだが、私はそれだけをゴールにしたくない。

自分が自分の人生をどうやって生きていくのか。
今入社しようとしている会社で何を学ぶのか。
何を経験し、何を自分のものにし、将来の何に生かそうと思うのか。
そういうことを考えるもらうために、コーチをしている。そして、私のクライアントたちは、
それぞれに、自分の生き方を見つけていってくれている。
彼らの将来をしばらく見守っていきます。


あなたがその会社を選ぶ理由は何ですか。
あなたがその会社に選ばれる理由は何ですか。