2015年9月14日月曜日

ゆるすということ その2

ジェラルド・ジャンポルスキーは、同時に「ゆるしの実践」というものをまとめています。
ゆるすために、何をなすかについて書いています。

・「ゆるしたくない」という思いはブーメランのように自分に返ってくる。そんな苦しみとはさよならすると決意する。

・ゆるしたい人に手紙を書く。心のうちをありのままに書き、投函せずに破り捨てる。

・詩を書くのも、ゆるしに役立つかもしれない。思っていること、感じていることを、飾らずぞんぶんに表現する。

・ゆるしとはただ心の安らぎだけが目標であり、他人を変えたり罰することではないと、理解する。

・自分を傷つけた人を、ゆるしとは何かを教えてくれる最良の教師と見なす。

・他人をゆるすとき、実は自分がゆるされているのだという真実を思い出す。

・自分のためだけでなく他人のためにも祝福し、祈り、そのことを大切に考える。

・ゆるすことは、その人の行動に同意するのでも、人を傷つける行動を肯定するのでもないということを、思い出す。

・ゆるしがもたらす喜びと心の安らぎを楽しむ。

「ゆるしの原則」「ゆるしの実践」をみると、ジャンポルスキーが言おうとしていることが見えてきますか。

彼は、こう、つづっています。
「ゆるすということは、否定的な思いへのこだわりを手放すプロセス」と。

ゆるすことは、とっても難しいこと。それは相手のためではなく、自分のためにすることなのですね。相手が謝らないのに、ゆるすことなんてできない。と家族は言います。「謝る」「謝られる」にこだわることなく、ゆるすことができれば、心は平穏で居られるようです。

あなたにはゆるせない人がいますか。
あなたが彼/彼女をゆるすことで、あなたはどんな風に変われますか。
あなたが彼/彼女をゆるすことで、彼/彼女は、どんな気持ちになれるでしょうか。

「ゆるすということ」 ジェラルド・G・ジャンポルスキー著 サンマーク出版

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