2015年9月15日火曜日

旧「コミュニケーション実験室」でやってきたこと その3

現在「コミュニケーション実験室」として活動している小篠は広告会社出身。
担当は人事だったのですが、人事の勉強会に「コミュニケーション実験室」という名をつけており、その名前を頂戴して現在のサイトを運営しております。
ここでは「現在」と区別するために「旧コミュニケーション実験室」とタイトルをつけました。
ブログに書いたのはすでに3年ほど前のことです。

--------     

実験室でやっていることのひとつがファシリテーションの実践です。
参加者は6人。司会と書記は持ち回りにしています。今回はAさんが司会、Bさんが書記。次回はBさんが司会でCさんが書記。次はCさん司会でDさん書記。司会は1時間のミーティングの準備から仕事が始まります。

①講義のテーマを選ぶ
毎回、15分ほど私が講義をしています。テキストが用意してあり、26のスキルを記載済み。この中から、自分が話題にしたいテーマを選びます。
司会が今抱えている課題がスキルリストになければ、講師である私と協議して決めています。
私の講義と言っても、私独自の理論を披露するものではありません。コーチングで言われていること、カウンセリングの世界での常識、本からの引用。なるべく客観的なデータをもとに、一般論を紹介し、議論をしています。


②あなたならどうする?のネタを決める
コミュニケーションのケーススタディもたくさん用意しています。
こんなときに、あなたならどんなコミュニケーションをしますか?といった具合に。

たとえば、
夜7時。あなたは帰宅の電車の中。コーテシーシートの前に立っています。
3人掛けのコーテシーシートには、左から順に、
・イヤホンをつけてコックリしている男子学生
・読書中の中堅サラリーマン
・携帯に夢中の若い勤労女性
が座っています。

そこに、マタニティマークをつけた妊娠7カ月の女性(30歳)が乗ってきて、あなたの隣に立ちました。

さあ、あなたは何か行動しますか。
各自がどんな行動するのかを発表し合って、ディスカッションしています。


これまでの実験室では、このふたつでほぼ55分ほど使っています。
オープニングのアイスブレイクやクロージングで合計60分はあっという間。
司会の準備がきちんとできていれば、60分できれいに終了できるはずです。

ファシリテーションは、コミュニケーションスキルの中でも大切なスキルのひとつ。
頭で、知識として知るだけではなく、体で実践することも実験室の大きなテーマのひとつ。
みんなが少しずつできるようになればと思っています。


頭で考えたことを実際に行動できるようになるには、何が必要だと思いますか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。