2016年6月10日金曜日

コーチングの成果は何で測るのだろう

ゴールが明確であれば、成果も明確であると書いた。
「資格試験に合格する」「マラソンで4時間を切る」「転職する」等々、
達成できたかどうかは明白だ。
「80%は成功だ」なんていう成果はありえない。

一方で、「売上20%増をめざす」「どこでもいいから内定をもらう」だと
「売上が19%増」「第5志望の会社からの内定」だったら、失敗なのか。
そこそこうまくいったから「いい」のか
「コーチングのおかげって言えるの?」なのか。
難しいところではある。

昨年夏からコーチをした若者がいる。
当初は仕事での悩みを抱えているということで相談にやってきた。
話を聴くと、やりたいことが複数あるのだと言う。
ゴールが漠然とあって、ゴールに向かって進んでいない自分が
悩みのタネだったようだ。

話をしていくと、「これは一番じゃない」「これとこれは矛盾している」
そんなことがだんだんとわかってきて、自分が進みたい方向が明らかになっていく。
やがて、初めて来室された時とは全く異なる選択をしてゴールを遂げることになった。

ゴールは明確ではなかったのに、思っていた以上のゴールに着いてしまう。
コーチングの醍醐味とでもいうのだろうか。

悩んでいたことがうそのように、明るい希望をもって進んでいく。
そんな姿を見られることは、コーチ冥利に尽きる。
彼の、これからの活躍が楽しみでならない。


あなたがやりたいことは何ですか。
あなたが、本当にやりたいことは何ですか。

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