娘の腎臓が機能不全に陥っているとわかったのは、今から10年前。小学校の血液検査で異常値があり、即入院。「このままだと半年以内に移植か透析です」と言われ、私の健康診断結果をすべて提出。「これならいいでしょ」とはなったのですが、12日間の入院を終える頃には娘の腎機能もやや回復。移植や透析もしばらくは不要では、となった。昨年、ワイフが体調を崩した時から娘の状態も悪化。7月には透析開始。週3回の病院通いはさすがに疲労を伴うもので、娘も移植を決意。11月からマッチング検査や遺伝子検査、抗体や血流、がん検診などを重ね、移植手術が決まりました。2月10日（月）、朝8時半から手術は始まりました。生体間腎移植手術。術式は腹腔鏡式。全身麻酔後に腹部3か所に穴を開けお腹の中に空気を入れてふくらまし、長いハサミで腎臓をひとつ切りだし3つの穴のいちばん大きなところから摘出。冷却しながら洗浄し、娘に移植するというもの。娘の腎臓ふたつはそのままに、スキマに収納する。結果、私は腎臓ひとつ、娘は機能低下した自分の腎臓と私の大きな腎臓合わせて3個の腎臓になった。私は12時半にはICUで目覚め、娘も15時には目覚めていた。
当然のことかもしれませんが。2月10日に手術するために、2月7日（金）には入院、退院が15日（土）。日曜日は休んで、17日の月曜日にはお客様に訪問してお仕事。それでもお酒を飲む気にはならずに、18日に11日ぶりのアルコール。こんなに飲まなかった日が続くのはいつ以来？ ひょっとしたら、大学フットボールの監督をして合宿では5日間は飲むことがなかったので、それ以来か。ということは、34年ぶり？お酒を愛し、お酒に愛された人生なのだろうか。腎臓がひとつになっても、お酒をやめることはないとは思っていたが、少なくはなるのかな、と感じた2月ではありました。ところがすぐに戻ってしまい毎日飲んでいますが、血液検査の数値には表れていないようです。今のところ、かもしれませんが。
手術後、娘は毎月の定期健診。私は1か月後と3か月後に検診。順調に回復はしていたのですが、3か所開けた穴の痛みが取れず、お腹に力を入れることができません。筋肉量がみるみる低下。体重が減っていきました。腎臓は320gほどだったので、それくらいは減っても驚かないのですが、術後約3か月の5月1日の体重はなんと63.3kg。手術の朝が69.8kgだったので、80日で6.5kgの減。こんなに軽いのは記憶にない。昨年も最低が68kgと書いたのに、さらに4.7kgの減なわけで。おそらく、小学校6年とか中一の時くらいか。年齢的なものもあって食が細くなってきてはいたのですが、さすがにこれはまずいと思い、必死に食事量を増やす。ところが、なんだかズボンが窮屈になってきている。なんと体重は減ったのに腹囲が86cmと増えてしまい、誕生月検診ではメタボ認定。なんじゃらほい。ちなみに今朝の体重は71.5kg。頑張ったでしょ。でも今度は腹囲を落とさないとまずいだろうよ。
2年前の8月に実施した下田でのワークショップ。昨年は台風で中止になり、2年ぶりの開催。主催者が高校同期で、教え子たちを集めての実践と講義の1週間。私は6日目に「自分を知る」というテーマで講師を務めてきました。
「これまでの自分を振り返るシート」に事前に取り組んでもらい、今の自分、将来の自分についてお互いにコーチングしあうという2時間。終了後には「一週間の講義の中で、いちばん刺激になった」「コーチになりたいと思っていたが、いつ始めるのがいいか」「広告会社に興味があるのですが」「チョコレートケーキをまた食べたい」（彼は昨年事務所に来たことがあった）という声。
受講者は19歳から20歳。私は70歳。コーチングには年齢の壁はないのかなと感じた二日間でした。
3年前に拝命した民生委員・児童委員を任期満了で退任しました。
地域貢献に参加したいと思っていた矢先、「カウンセラーをやっているんだったらやってほしい」という要請があって始めたのですが…。仕事をしながらではお手伝いできないのでは？と思っていたのですが、前述の移植手術や回復過程での娘のケアも必要で十分な対応が取れなくなってしまい、迷惑をかけてしまうので辞退したしだい。任期の3年は全うできたので、少しは貢献できたのか、とは思っていますが。
中学生の時に「政治はやらない」と決めたのですが、「行政もやらない」と決めておけばよかったと思いました。
今年も2社様の業務委託契約を更新していただきました。
一社は11年、もう一社は9年になる。社長も代替わり。そろそろ、なのかな。決めるのはお客様。今後どうなりますやら。
15年ほど前、ホームベーカリーなるパン焼き機を購入した。最初は私が毎回仕込んで焼いていたのだが、ある時からワイフのモノに。八ヶ岳に行く時も当然のように持っていった。実際、その後も米粉パンやらそば粉入りパンを作っていることは知っていた。娘が退院してきてから、朝はパン、ハムエッグとウィンナー、ミルクティーがあればいいと言うので食パンを買って来ていた。どこでも見かける食パン、ブーランジェリーの高級食パン、日本の小麦4種類のブレンド食パン等々いろいろ試してみたが、どれをとってもおいしいのだけどなんだかものたりない。娘の退院から1か月ほど経った時、再協議。「ホームベーカリーが3万円だとして、150回作っても1回200円。小麦粉もバターも使うんだったら市販の食パンのほうが安いのでは」と私が言うと、「それは違う。毎回、一斤800円から900円の食パンを食べられると考えて」と娘。娘の一言が決め手となって、購入した。粉の配分、タンパク質量、砂糖・塩・水・バターの量を記録に残し、味や形の印象を、エクセルで作成した「パンの記録」に毎回記入することにした。確かに市販の食パンでは楽しめないことがたくさんある。満足度は使用回数に表れることになった。12月30日までの244日間に、128回。2日に一度以上のペースで焼いていることになる。なんと高頻度使用機会の家電製品なのだろう。今年の夏は暑かったので、まずは食パン作りから。涼しくなったらコネだけをやってもらって自分で焼こうと思っていたのに、まだまだホームベーカリーのパンの魅力に飽きることがなく。今日はどの粉で焼こうか、どれとどれを混ぜようか。食パンにする？パンドミにする？と考えているとなかなか自家製のフランスパン、バターロールまでには行きつかない12月ではあります。ちなみに、最初はバターを塗りたくって食べていたのですが、最近は全くバターを塗らず、そのままで小麦本来の味の違いを楽しんでおります。
昨年、愛用していたチョコレートが製造中止になり他社の様々なチョコレートを試したのですがうまくいかず、途方に暮れていました。ところが、製造中止にされたお会社が製造を再開。希望どおりの味が復活しました。製造中止はカカオの値段の高騰が理由だったようで、実際、3割ほどお値段が高くなりましたが、お味はいい。娘が月に月に1週間から10日いるのでおさんどんに追われ、回数は激減してしまいましたが、来年は多くなることでしょう。
なんとそれまで使用していたのは、iPhone6s。性能もサイズ感もよかったので10年になっていましたが、さすがにバッテリー機能がダメになってしまい、機種変更。充電するのは8日に1回くらいになったでしょうか。カメラの性能もよくなりましたね。また長く愛用したいと思います。
昨年の10代ニュースには「会社をつくろうと思います」と書いたのに、まだ登記できていません。仕事に地域活動、家族のケアを理由にしたくはないですが、そこまで手が回りませんでした。と言っていたら先日、20年来のコーチ仲間から「10月に会社を創った。行政書士にお願いしたら簡単だった」と連絡がきた。先を越された。彼女と話しているとやはり会社を創りたいな、と思う。一方で一昨日は若い友人から、「会社を整理した」と連絡あり。「これまでのあれこれを一掃し、次に備えたい」と言う。ふたりの年齢は20歳ほど。ひとりは会社をつくり、ひとりは会社を清算する。私はふたりよりもはるかに年長。やはりそれぞれに適齢期はあるんだなと思う。だったら、自分はどうするのか。「コーチ養成講座」がメインであることは決めているが、それ以外の事業・ビジネスモデルはどうするのか。誰とやるのか。悶々とする毎日は続くんだろうなと思う、大晦日ではあります。
それどころではなかったでしょ、とは言い訳で。行動できない自分がいたのも確か。
でもね。あと10年は仕事をしたいと思った1年でもありまして。これまでのネットワークを、これからの人につないでいくこともひとつ。来年は、今年とは違う10大ニュースをお伝えできそうです。
よいお年をお迎えください。
