娘のことで八ヶ岳まで行ってきました。
全国いろいろな地域で同じような運動はやっているのですが
山梨県も「声かけあいさつ運動」に力を入れています。
北杜市ももちろん熱心に活動を展開していまして
歩いていると声をかけてくれます。
驚いたのは、こちらが車に乗っているというのに、
歩いている少年がおじぎをして「こんにちは」と
言ってくれた時です。
「あいさつ」は存在承認のひとつ。
「こんにちは」とあいさつすることは、
「あなたがそこにいることに気づいていますよ」
というメッセージを送っているということ。
「田中さん」と呼びかけることは、
「あなたの名前が田中さんであることを私は知っていますよ」
というメッセージを送っているのと同じこと。
そんな「承認のメッセージ」を送られたほうは、悪い気はしません。
何も特別なことはしていないのに、認められるわけですから。
承認欲求を満たそうとすることはいいことではないとアドラーは言いますが
承認されるといい気持になるのは事実。
「声かけあいさつ運動」の目的のひとつが、
犯罪防止であることをみてもわかります。
人から認められていないと、卑屈になってしまうかもしれないけど
人から認められると、いい気持になるから犯罪をする可能性が低くなるということ。
人に犯罪をさせないためにあいさつをするというのは本末転倒ではあるとは思いますが
人は、そんなささいなコミュニケーションで心を動かされるのもまた事実なのですね。
コーチングでは、部下を承認することで上司との関係はよくなると教えます。
カウンセリングでは、クライアントの行動や思いを受け入れる(承認する)ことで
人は心は開くものであると実感することができます。
あなたはどんな承認をしていますか。
今日、誰にどんな承認をしましたか。
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