コミュニケーションは受け手がどう受け取ったかが問題で、
あなたが何をどう話したかは問題ではありません。
新入社員のときに同期の女性にこんなことを言われた。
「コピーライターが話すと、うそでもほんとに聞こえるよね」
このときに私は、美辞麗句という名のうそで固めたコピーは
絶対に書かないと誓った。
画家の友人の個展に行ったときに、感想を求められて。
「芸術って、受け手がどう感じるかですよね。
コミュニケーションもそうですよね」
「言った」「言わない」でけんかになることはよくある。
事実はともかく。
言ったほうは確かに「言っている」のに、
聞いたほうが言った人の「言ったこと」を言った人と同じ意味で捉えていないから、
このけんかがいつも起こる。
「そういう意味じゃない」のに「そういう意味」に取ったということは、
送り手のメッセージが受け手には伝わっていないということに他ならない。
言うほうは、言われる人の気持ちになって、
言ったことや意味と、言われたことや意味、が同じかどうかをいつも意識したほうがいい。
確認したほうがいい場合もたくさんあるはず。
日本的な、「わかってるよな」というような阿吽の方便は絶対に避けるべき。
それはビジネスに限らない。
夫婦の約束にしてしかり、恋愛中のプラス思考カップルにしてしかり。
熱が冷めたときに、言ったことが言われなかったことになる、反対に、
言わなかったのに、言ったことになってしまうことは多いのですから。
あなたの言葉は、相手に正しく伝わっていますか。
正しく伝わったかどうかを何で判断していますか。
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