2016年2月1日月曜日

日々のこと_20160201

2月になりました。
15年ほど前からお付き合いのあるコーチが、先月
ヒヤシンスを持って事務所を訪ねてくれました。
水裁ポットで育てるとばかり思っていたヒヤシンス。
孤独もいいけど、群れる球根もかなりいい感じ。

花言葉は、「スポーツ」「ゲーム」「遊び」「悲しみを超えた愛」
ヒヤシンスの語源であるヒュアキントスを失った
アポロンの悲しみが由来とか。

愛、といえば、個人的には
「愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである」
というE・フロムが好きですが。

2016年1月27日水曜日

コーチングのスキル① 聴く

最近お会いした方から
「コーチングについて教えてほしい」と言われました。
コーチをしてほしいというのもあるのだけど、ちょっと不安もある。
もっとコーチングの中身を知ってからお願いしたい、と。

コーチングそのものを理解したいと言う若い方は多くいらっしゃいます。
といって、50万円の費用をかけて資格を取ろうというわけでもない。
コーチングの基礎、本質、現実などを知ることで、
自分の成長につなげたい、ということかと。

そこで何回かに分けて、スキルを中心に
「コーチング」について解説していきたいと思います。

第1回は、「聴く」。


コーチングの世界で、いちばん大事、重要なスキルは
「聴く」ことです。

コーチングだけではなくて、カウンセリングでも、コンサルティングでも同じ。
コミュニケーションスキルの中でいちばん重要なのが、この、
「聴く」という行為なのです。

聴くことの効果について実例を紹介します。
私のクライアントで、当時マネージャーになったばかりの方の話。

普段は8対2の割合で話をしているクライアントに、
「部下と話すときに、割合を逆転できますか」と問い、
「実践してみてください」と要請しました。

得意先に同行した時に、彼は部下と話をしたそうです。
彼が口にしたことは
「今の仕事はどうか」
「何をしたいと思ってこの会社に入ったのか」
「自分が本当にやりたいことは何か」
そんな質問だけだったと言います。

部下は、普段話してばかりいる上司があまり話さないことに戸惑ったようですが
今日は話していいんだ、とばかりに堰を切ったように話したそうです。
およそ30分、上司であるクライアントは、うなずいたり相槌をうったり。
ただただ聴いていただけだそうです。

それ以来、部下の行動が変わります。
上司にどんどん話しかけるようになり、積極的に自分で動くようになり、
とはいえ、ポイントでは報告も怠らず、上司の指示を仰ぐようになり。
半年も経つと、チームで一番の成果を出すようになったそうです。

クライアントは言っていました。
「聴くということが、こんなに力を持っているとは思わなかった」と。


人の話を聞いてくれる人の話を、人は聴くことができる。
聴くことが大事だというけれど、
それだけが目的ではなく、いい関係を作ること。
信頼関係を確固たるものにするために、聴くのです。

信頼感を築けた関係ではたくさんのことがうまく行くはず。
皆さんもぜひ、聴くことで信頼関係を築いてほしいと思います。


では、実際に「聴く」っていうことは、何をすることなのか。

いろんな本に、聴くことの技術的な記述はあります。
もちろん、大事なことがたくさん書いてある。
でもどれだけたくさん書いてあっても、人間はすぐにはできないのが現実。

基本は次の3つと覚えてほしいと思っています。
3つができるようになってから、スキル本で詳細を学べばいいのではないかと。

1. 体全身で聴く
目、手、足、頭、顔、からだのすべてを使って聴く

2. 最後まで聴く
途中で口を挟まない 人間はどうしても話したがる動物であると知る

3. あなたが言ったことが「伝わった」ということを、相手に伝える
うなずく、あいづち、繰り返し など

この3つはフィジカルなスキル。
意識していればできるようになると思います。

メンタルやロジカルな「聴く」というスキルは、そうそう簡単ではありません。
「受容する」「共感する」「理解する」「積極的傾聴」などですが、
また別途書きたいと思います。


聴くことができるようになると、何が変わるでしょう。
聴くことであなたが得られることは何でしょう。

2016年1月12日火曜日

コーチングが終わる時。

コーチを始めるときに、クライアントにお願いすることのひとつが
「ゴールは何か」を明確にすること。
ゴールが明確であれば、達成できたかできなかったは明らかだ。

・資格試験に合格する
・転職する
・希望する会社から内定をもらう

達成できたかどうかは明白だから、コーチングに終止符を打てる。

こんな相談もある。
・自分がやりたいことは何なのかはっきりさせたい
・仕事のやり方はこれでいいのだろうか悩んでいる
・もっと積極的になりたい

感情や思考、認知によってとらえられ方が変わってくるゴールは
本人の意識に聞いてみるしかない。

「目標は達成できましたか」と。

コーチが???と思っていても、
当人が「達成できた」と思えばそれで終了となる。
忸怩たる思いがあっても、コーチングは終わる。

最近、コーチングを終了したクライアントがいる。
彼女は、当初自分が考える目標を4つ用意してきた。
セッションが続くうちに、目標は3つになりふたつになり
ひとつになっていった。
そして、最後に残ったひとつの目標を実現してコーチングが終了した。

ゴールは明確なほうがいい。
明確にすることもコーチの課題ではある。
明確であっても漠然としていても、
「コーチをつける」という行動を起こしたことで
目標を達成しコーチングを終わることができる。

コーチングが
「始まらなければ終わることはない」のと同じように
「あなたが行動を起こさなければ、何も変わらない。」

あらためてこのことを感じたクライアントではあった。


彼女はこれからどんな行動を採ってくのだろう。
楽しみでならない。

2016年1月8日金曜日

日々のこと_20160108


2016年が明けて一週間が経ちました。

年賀状は毎年干支をテーマにしているのですが、
今年は申なので、娘愛用のぬいぐるみを借用しました。
申年は「騒ぐ年」ということで、
大発会以来、大きな下げを見せています。

人事をやっていた時に、上司から下命があり
退職給付制度改革を行いました。
それが縁で投資をするようになったのですが
上がり下がりの予想は全くつかず。
申ほどうまくはないのですが、
木から落ちてばかりでございます。

さてさて今年はどんな年になるのでしょうか。
楽しみではございます。

2015年12月31日木曜日

今年の10大ニュース

2105年が幕を閉じようとしています。
皆様はどんな一年でしたでしょうか。

私にとっては、ちょっぴり区切りを超えたような感じ。
会社にいれば定年退職になる日を過ぎてしまいました。

それでも毎日は変わることなく、朝はやってくるわけで。
キャリアパスとはこういうことだったんだなと、
16年前は「実感」ではなく、あくまでも「概念」で語っていたなと
懐かしく思い出しました。

今年も10大ニュースを書いてみました。

1. 事務所開設

新宿区四谷三丁目、荒木町は杉大門通。
レンガ貼りの古いマンション。最上階を借りた。
2DKに3つのテーブルを入れ、用途に合わせた使い方ができるようにした。
初めての個人事務所。
10年はやれるかな。

2. 一枚板、二枚購入

数名でのミーティングや研修を行う部屋には大きなクルミのテーブル。
1対1のカウンセリングには白いマカバのテーブル。
二枚の一枚板を据えた。
「あの部屋でやるのだったら行きたい」と思えるようなファシリティをめざして。
もちろん内容もだけど。

3. 篠田英美さんの写真購入


2005年に彼女の個展でみかけた写真。
「事務所を開いたら買いたい」
と言っていたのだが、やっとのことで購入にこぎつけた。

カウンセリングルームに架けてある
最初に写真が決まり、
事務所が決まり、
テーブルが決まった。

4. 帯状疱疹

まず、背中がかゆくなった。
気がつくとおなかに赤いもの。
近くの皮膚科に行く。
「あ、帯状疱疹です」
2週間ほどできれいになった。

5. HP開設

「定年したら営業しよう」と決めていた。
皆さんからお声がけいただいて、お仕事はあるものの
やはり自分からも発信しようと、10月1日にサイトをオープン。
事務所のアシスタントでもある友人が作ってくれた。
気に入っている。
www.comimi.biz

6. 娘の入院

「疲れた」「だるい」「学校に行けない」と不平不満ばかりの娘。
健康診断で潜血があり、病院に行くと即入院の指示。臓器移植も、と言われた。
薬の副作用で全身が発疹で覆われた。
娘にはつらいことだけど、受け入れないと先に進めない。
これも彼女の人生なのだから。

7. 年金受給者

35年勤務した会社から企業年金が支給されたので、一応、年金受給者かと
まったくの畑違いだった退職給付を何とかしろと上司に命じられ、
厚生年金基金から企業年金基金にしたのは私が指揮したプロジェクトだったもので。
ちょっと感慨深い。
で、
ちょっとジジイ。

8. 某社2025プロジェクト スタート

人事コンサルをしている会社に提案したプロジェクトが4月にスタートした。
10年後の会社を考えようと集まった8人のチーム。
毎回司会と書記が交代し、私がすることと言えば、司会者にフィードバックすることと人事の専門家として質問に答えるだけ。
すべてメンバーが話し合って決めていく。
すでに9カ月。完全に自走している。これからが楽しみ。

9. 体重70.0キロ台は高校生以来か

体重が減り、3月8日、9日、12日、13日、7月9日、8月29日、30日、31日、
9月2日、3日、9日の11日は体重が71キロ未満。高校生時代以来だ。
なのに、10月以降、体重が増えているの。
どうしてくれんのよ。

10. 事務所で手料理おもてなし食事会を7回開催

多い時で10人、少ない時でおひとりをお招きして、手料理をふるまった。
お店に気を使う必要もない。時間を気にする必要もない。
私がおいしいと思うものだけ、作れるだけのものしか出ない。
そんな場でも、皆さん楽しんでくれるし、喜んでくれた。
これもネットワークビルディング、かな。

次点 同級生と37年ぶりに再会

大学生の時に同じクラスだった友人と再会した。
卒業後、彼女は学校の先生、私は広告会社と全く別の世界へ。
お会いしていない37年間は一瞬にして消え去り、鍋に会話の花が咲く。
友達っていいなと思った。


いろいろなことがあった一年。
みなさまにはたいへんお世話になりました。
ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。


コミュニケーション実験室
小篠一英

2015年12月28日月曜日

生きているだけで、みんな頑張っている。

今年も11月までの自殺者数が発表されています。
13年間3万人の自殺者を出していたこの国は、
2012年に3万人を割り、今年は24,000人まで減りそうです。
国が自殺者を減らそうとたくさんの施策を打ち出していることもあるでしょう。
カウンセリングという活動が特殊な世界の話ではなくなってきていることも事実。
みんなで助け合おうという気運が高まっていることもあるのでしょう。
お互いがお互いを気遣って、ウォッチしたり声かけ合ったり。
ちいさな行動が、大きな行動の抑止力にもなりうるはず。
私の知人も昔、友人に相談をされたのにどう対応していいかわからずにいたら
ある日突然、友人が自殺してしまった経験を持っています。
2年前に私と再会してカウンセラーになることを決め
今年からプロとして活動を始めました。

資格をもっていなくても、声をかけることはできます。
カウンセリングの経験がなくても、悲しい表情を察知することはできます。
ひとりひとりが気を配ることで、生きる自信を取り戻せる人が増える。
そう思っています。
だって、生きているというだけで、みんな頑張っているのですから。
 
 
今日あなたが出会う人に、あなたはどんな言葉をかけたいですか。
あなたは、どんな言葉をかけられたいですか。

2015年12月22日火曜日

ありがとうも承認

「承認」を英語でいうと、acknowledgment。
acknowledgementを英英辞典や英和辞典でひくと、
「認めること」「承認」「認知」という意味の他に
「感謝」「謝礼」や「感謝の気持ち」「感謝の言葉」という意味がでてきます。

「ありがとう」も承認のことばのひとつ。
「ありがとう」と相手に言うことは、
相手の言葉や行動に対して感謝の意を伝えることで、
相手の言葉や行動を認めていることを伝えているわけです。

 喫茶店でコーヒーを持ってきてもらっても「ありがとう」
 食堂でざるそばをサーブされても「ありがとう」
 レストランでクレジット精算をしても「ありがとう」
 ホテルにチェックインしても「ありがとう」

お金を払っているのは客のほうだから、
お金をもらうほうが「ありがとうございます」と言うべきで、
客がありがとうというのは変だ。という方もいる。その通りだと思う。
お金をいただくのだから「ありがとう」で当然だ。
サービスに対するペイをきちんとしてくれたことに対するお礼なのだから。
それではお金を払うほうは言わなくていいのかというと、そうではない。
サービス自体に対する謝礼はお金を払うと言うことで成立完了しているのかもしれないが、
サービスをしてくれた人の行為行動に対してもありがとうを言うことは
大切なことなのだと思っている。

 「今日休みます」と部下から連絡が来ても「ありがとう」
 街頭で配っているティッシュペーパーをもらっても「ありがとう」
 出席が義務付けられている会議に出席してくれた人にも「ありがとう」

常に「ありがとう」の気持ちを持っているだけで、
人と触れあうことが楽しくなってくる。
と私は考えている。


あなたが「ありがとう」を使うのはどんな時ですか。
最近、「ありがとう」と言われたのは、どんな時でしたか。