2023年が幕を閉じようとしています。
皆様にはどんな一年でしたでしょうか。私にとっては、
「この歳でよく頑張った一年」でした。
今年もいろいろありましたが、中でも文字に残しておきたい10大ニュースを選びました。
1.コーチ養成講座を開講しました
ありきたりの人生は自分らしくないなと昨年の10大ニュースには書いた。
昨年8月に企画を開始。「夏までにはスタートしたい」と宣言したコーチ養成講座。
3月9日スタートし、8月18日まで、全課程25回を完了しました。
終了後の感想やアンケートでは、
「学びが多かった」
「信じていなかったことが信じられるようになった」等々、嬉しい感想ばかり。
とくにこのふたつめは、
「会話するだけで、人が変わっていくなんて、信じられない」と思っていたのに
自分が変わっていくのを実感したという方のコメント。
そして10月スタートの第2期には3人の受講生が参加。
みなさん、プロコーチになることを目的にしていません。ですので、コーチ資格を付与する約束はしていません。将来的には付与するのかもしれませんが、資格付与するための試験に、私自身が合格できるかもわからないわけで、そんな資格よりも、実際にコーチができる実力をつけてほしいと思っています。
第3期は2024年4月に開講予定。絶賛募集中です。ご興味のある方はご連絡ください。
2.ワークショップin下田に参加しました
高校同期でK大ニューヨーク高の先生でもある友人が、下田でワークショップを開催。
全工程に参加したいと思っていたのですが、仕事が立て込んで実際には2泊3日の参加。私の講義は午前中だけだったけど、学生にとっては意味あるものだったと思うし、私も学ぶことの多い経験でした。
下田というのは、48年前、大学2年時にアメリカンフットボール部の初合宿を実施した場所。あの時とはまったく違うけど、思い出深い3日間になりました。
同期のふみ子は、来年もやるつもりだけど、場所はまだ決まっていない。
ふぅ。どこで開催するにしても、協力するからね。
3.「コーチの合宿」を箱根で開催
コーチ同期、6年前にコーチになった15年前のクライアント、3年前にコーチになった会社の後輩の4人でコーチ合宿を行いました。
皆さん、私のコーチングの考え方に興味を示してくれているコーチたち。コーチとしてのブラッシュアップやリスキリングのために年に1~2回はお会いしている方々なのですが、「あらためて勉強会を」という話が昨年から持ち上がっており、初めて開催の運びとなりました。
場所も箱根の温泉宿。午後2時にチェックインしてから、午前2時半までずっとずっと食事の時にもコーチングとコーチの話。食事と言ってもオイルサーディンの缶詰を温めたり、ハムを焼いたり、の簡単な酒のつまみのようなもの。でも、ひょっとしたら鍋や日本料理のコースではこうはならなかったか。いやいや、よくネタが途切れないなと思いました。
ドラッカー読書会の話やワークショップデザインの話、コーチの看板を掲げた株式会社がいいのか個人がいいのか。インボイス制度はどう対応するのか、年金はどうなるのか、健康保険組合はどこに所属するのが有利か等々、コーチングの本質に限らず、コーチとして知っておいたほうがいい情報の共有や学びの多い一泊二日ではありました。
「またやろうね」「次回は人数増えるね」と話しながら、来年の開催に胸をふくらませました。
4.世田谷区の民生委員の活動が2年目になりました
昨年11月に拝命した民生委員。一年目を無事に終了し、2年目に入りました。
民生児童委員と社会福祉協議会の地域福祉推進員という肩書なのですが、これがなんと言っても不思議なことばかりの業務でして。
最短2日で終わる仕事なのに「2か月」という期間が設定されている、とか。
出張報告があった会の議事録が「楽しかった」とか「お弁当がおいしかった」とあるのに、見学した施設の紹介は何も書かれていない、とか。
会社や世の中で私が経験してきたルールや習慣とはまったく異なる環境での活動。
この仕事、3年任期を私は続けられないかもしれません。
5.今年もクリスマスウェビナーの講師を務めました
在籍した会社のコーチングチームが、グループ会社社員を対象に「コーチングは誰のためのメソッドか」というテーマでクリスマスウェビナーを開催。90分しゃべりまくってしまいました。
回収されたアンケートをみると評価はそこそこ高く、参加者には刺さった内容になったかと思います。
チームリーダーがアンケートに回答してくれた方ともつないでくれて会食。若い方がこうしてコーチングを自分のものにしていくのを見ると、嬉しくてたまらない。コーチングチームの来年の活動にも注目したいし、私も協力を惜しまない。
おそらく、来年もクリスマスウェビナーを開くことだろうから、今からネタを考えておかないとな、と思う師走ではある。
6.包丁研ぎを学びました
桜新町の商店街に「包丁研ぎます」という小さな看板が出ているのは10年も前から知っていたのですが、この方と町内会の集まりでお会いして、包丁研ぎを学びました。
変形した砥石の修理方法やさび落としのための消しゴムがあること。刃のそりを指先で感じる方法や、布を一枚あてて刃をスライドさせ引っかかりを感じる方法。そして仕上げ砥の重要性に至るまで、素人にはとてもわかりやすく教えていただきました。
帰ってネギを切ってみると、今まで私が研いできた包丁とは別物。ネギが切れる瞬間も違うし、まな板に当たる刃の感覚が全く違う。これが「包丁を研ぐ」ということなんだと実感。
コロナになってお客様が減り、お食事を供することがなくなって和包丁が登場する回数が少なくなった我が家ですが、料理を作りたいなという思いがふつふつと湧いてきました。
来年はきちんと研いだ包丁でお料理を振る舞いたいと思います。
7.業務委託契約更新
今年も2社の業務委託を更新していただきました。
1社は10年目、もう1社は8年目。人事関連のコンサルティングをしながら役員や管理職のコーチを続けている。
「会社をコーチする」と私は言っているのですが、来年は何かしかけてみようかなと考えています。
8.町会の100周年記念事業実行委員会が動き始めました
我が家が所属している町内会は2年後に町会発足100年を迎える。世田谷区が区になる前から町会が存在していたと言う。そんな町会が100周年を機に何をするかという会が昨年発足しており、私も参加。最初は隔月の開催だったが今年からは毎月の開催になり、業務の都合がつく日には参加している。
しかし、どうも雰囲気が違う。
「それって、100周年じゃなくても、明日からでもできることでしょ」みたいなアイディアが飛び交っていたので、「何か違うのでは」と昨年のある時、ボソッと発言した。それを覚えてくれていた事務局から、「違うと感じたところを話してほしい」と要請され、11月の会でお話しした。
するとメンバーは、やや前傾姿勢になり、会が動き始めた感がある。
12月の回では、行政をどう動かすか、町会理事をどう口説くか、予算をどの規模にするか、等々、実施に向けての活発な意見交換があった。
来年、どう進んでいくのか。楽しみではある。
9.2年ぶりの歯医者通い
ある日歯を磨いていて鏡に映った自分の歯ぐきに愕然とした。
歯と歯肉の間に、赤黒いシミのようなものがある。しかも3か所?4か所? あれ、赤ワインが染みてる? と思ったが、簡単に取れない。虫歯? なんで? しかも4本同時に? そんなばかな。
歯医者を予約してすぐに行った。「ピアノの先生によく似ているから、私が担当する」と8年ほど前に宣言した女医が二子玉川で院長をしているデンタルクリニック。
「小さいけど、虫歯です」の診断。「どういう理由が想像される」と訊くと、「ながら食べじゃないか」と女医。なんと、在宅中はお腹が減らないので三食は少ない量なのだけど、間食が多くなっていて、おやつを食べた直後に歯を磨くことをしていない、という私の習性を見事に言い当てたのである。感心。
まずは対面の人から見えるかもしれない上の前歯から。約3週間、6回通って完治。
真理ちゃん、ありがとね。
と、のろけていてはいけない。間食はやめないといけない。
それは歯の健康のためだけではなかったのだ。
ということで、10大ニュースの最後のひとつにつながる。
10.「メタボが進行している」と主治医の指摘
毎年秋には健康診断をしているのですが、今年も「メタボ」と言われてしまった。
「身長が183センチと163センチで、おへそ周りが85以上がメタボって、変じゃないですか」と私は毎年言っているのだが、主治医は、「この数年、毎年1cmずつ増えている」と言う。
「え?」と私は絶句したのですが、ちょっと気になることもありまして。それは、久しぶりにはいたズボンが、「あれ?ちょっときついな」と思ったことがあったんです。
主治医曰く、「筋肉量が落ちている」とのこと。そう、筋肉が落ちる一方で内臓脂肪等余分な脂肪が増えて支えられなくなってメタボになっているということ。
あ、これは間食のせいだな、と思いました。というのもこの十数年、毎日体重を測っているのですが、昨年よりも減ってはいる。減ってはいるんだけど、「昨日は間食してたな」と自覚した翌日は体重が増えているとわかっていたからです。
きちんと食事を摂る。適度の運動を怠らない。筋肉をつける運動も必要。これは来年の課題だと思いました。いやいや、それは今日からやれること。と自分に言いきかせている毎日です。
次点
結局今年も本を出せませんでした
今年もやっぱり臆病者です。
おいおい何年次点に掲げているんだよ。と毎年毎年書いております。
でも来年は違うように思います。というのも親しい友人ふたりから言われたんです。
「あとは、本を出すだけですね」と。
ありきたりの人生がコーチ養成講座の開講だけで終わるのはなんともなさけない。来年はトライする予定です。
ご期待ください。
いろいろなことがあった一年。
みなさまにはたいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
コミュニケーション実験室
小篠一英